2022-10-27 08:00
見通し
東京為替見通し=ドル円、FRBの利上げペース鈍化観測から軟調推移か
Fx-Wave
 26日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米10年債利回りが3.99%台まで低下したことを受け146.23円まで下落した。ユーロドルは米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りで1.0089ドルまで上昇した。カナダドルは、BOCが政策金利の引き上げ幅が0.50%と予想より小さかったことで、対米ドルで1.3651カナダドル、対円で107.36円まで売られる場面があった。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入への警戒感や12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げペース減速懸念を受けた米長期金利の低下で軟調推移が予想される。

 先週21日、米WSJのFEDウォッチャー、ニック・ティミラオス記者が「11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%の利上げが決定される。しかしながら、12月に0.50%に利上げペースを落とすかどうかを議論する公算が大きい。」と報じた。同記者は、「一部の金融当局者は過度な景気悪化を警戒し、利上げ減速や来年早々の利上げ停止を求めている」と指摘している。

 ティミラオス記者は、3月FOMCでの量的金融緩和の終了と利上げ開始、6月、7月、9月の利上げ幅0.75%を的確に予想してきた。12月FOMCでの0.50%への利上げペース鈍化の予想が、米10年債利回りの低下とドル売りを誘発している。

 さらに、本邦通貨当局が「24時間、365日(神田財務官)」の覆面介入を継続する可能性が高まっていることも、ドル円の上値を抑える要因となっており、11月1−2日のFOMCの結果を見極めるまでは、ドル売りが継続するのかもしれない。

 なお、25日に公表された米世論調査では、バイデン米大統領の支持率は39%まで低下し、就任以来最低となった5・6月の36%に近づいている。バイデン米大統領の支持率低迷により、11月8日の中間選挙では、共和党が下院または上下両院の過半数議席を確保するとの見方が強まっている。共和党が上下両院のどちらかで過半数を獲得した場合、バイデン米政権の法案の成立が妨げられることで、景気回復の足かせとなる。

 25日には、米議会上院の銀行・住宅・都市問題委員会が、パウエルFRB議長に対して、インフレ(物価上昇)を抑え込む大幅利上げの影響に懸念を示し、「完全雇用を確保する責任を見失うことがあってはならない」と訴えた。

 先週の20日には、債券王の異名をとるガントラック米ダブルライン・キャピタル最高投資責任者(CIO)は、「10年債と30年債の利回りが4.13%の同水準。これは、年内金利上昇ピークアウトの兆候」と述べている。



おはようございます
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今日も 良い事ありそうです

今日も、 
丁寧落ち着いて、トレードを楽しみましょう。


今日は、

<国内>
○日銀金融政策決定会合(1日目)
○08:50 ◇ 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
○09:30 ◇ 7−9月期豪輸入物価指数(予想:前期比0.9%)

○15:00 ◇ 11月独消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:▲41.9)
○16:00 ◇ 9月トルコ貿易収支(予想:104.0億ドルの赤字)

○18:30 ◇ 9月南アフリカ卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.2%/前年比15.7%)

○20:00 ◇ 9月メキシコ失業率(季節調整前、予想:3.50%)
○20:00 ◇ 9月メキシコ貿易収支(予想:48.15億ドルの赤字)

○21:15 ☆ 欧州中央銀行(ECB)定例理事会、終了後政策金利発表(予想:2.00%に引き上げ)

○21:30 ☆ 7−9月期米国内総生産(GDP)速報値(予想:前期比年率2.4%)
     ◎ 7−9月期米個人消費(速報値、予想:前期比年率1.0%)
     ◎ 7−9月期米コアPCE(速報値、予想:前期比年率4.5%)
○21:30 ◎ 9月米耐久財受注額(予想:前月比0.6%/輸送用機器を除く前月比0.2%)
○21:30 ◎ 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:22.0万件/138.8万人)
○21:45 ☆ ラガルドECB総裁、定例記者会見

○28日00:55 ◎ ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演

○28日02:00 ◎ 米財務省、7年債入札


2022-10-27 06:25
通常市況
NYマーケットダイジェスト・26日 株まちまち・金利低下・ドル安
Fx-Wave
(26日終値)
ドル・円相場:1ドル=146.37円(前営業日比▲1.56円)

ユーロ・円相場:1ユーロ=147.56円(△0.15円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0081ドル(△0.0115ドル)

ダウ工業株30種平均:31839.11ドル(△2.37ドル)
ナスダック総合株価指数:10970.99(▲228.13)

10年物米国債利回り:4.00%(▲0.10%)


WTI原油先物12月限:1バレル=87.91ドル(△2.59ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1669.2ドル(△11.2ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)         <発表値>   <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比)   ▲1.7%      ▲4.5%
9月米卸売在庫(前月比)        0.8%     1.4%・改
9月米新築住宅販売件数
前月比                ▲10.9%     24.7%・改
件数                 60.3万件    67.7万件・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は続落。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを減速するとの観測が高まる中、10年債利回りが節目の4%を下回り3.99%台まで低下すると全般ドル売りが先行。1時30分過ぎに一時146.23円と日通し安値を更新した。市場では「カナダ中銀(BOC)の決定を受けて米利上げ減速観測がさらに高まった」との指摘があった。
 なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時109.63と9月20日以来の安値を付けた。

・BOCはこの日、政策金利を現行の3.25%から3.75%に引き上げた。利上げ幅は0.50%と予想の0.75%を下回り、前回の0.75%から縮小した。声明では「インフレは依然として高く、広範囲に及んでいる」としながらも、「経済が減速し、供給の混乱が緩和されるにつれて、インフレは低下すると予想」「インフレ抑制を目的とした引き締め的な政策が世界の経済活動の重しになっている」と指摘した。また、マックレムBOC総裁は会見で「BOCは金融引き締め終了に近づきつつある」などと発言。市場ではFRBも年内に利上げペースを緩めるとの見方が広がった。
 カナダドルは対米ドルで一時1.3651カナダドル、対円で107.36円まで売られる場面があった。

・ユーロドルは5日続伸。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢となり、一時1.0089ドルと9月13日以来の高値を付けた。明日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前にポジション調整目的のユーロ買いも入った。

・ユーロ円は小幅ながら3日続伸。ドル円の下落につれた売りが出て、23時30分前に一時146.96円と本日安値を付けたものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると147円台半ばまで持ち直した。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら4日続伸。FRBが利上げペースを減速するとの観測が高まる中、米長期金利の低下とともに株買いが先行。指数は一時300ドル超上昇した。ただ、決算内容が嫌気されたマイクロソフトやアルファベット、ボーイングなどが売られると、引けにかけて値を消した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに大幅反落。業績悪化を警戒した売りが主力ハイテク株に出た。

・米国債券相場で長期ゾーンは続伸。FRBが利上げペースを減速するとの観測が高まる中、債券買いが優勢となった。BOCが利上げペースを減速したことも債券買いにつながった。

・原油先物相場は大幅続伸。米長期金利の低下を受けたドル売りが継続し、ドル建ての原油は買いが先行した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫は258.8万バレルの積み増しと予想以上の在庫増となったが、国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長が「初の世界的なエネルギー危機を迎える」と懸念を示したことも、原油の買いを後押しした。

・金先物相場は続伸。FRBが利上げペースを減速するとの見方を背景とした米長期金利の低下とドル売りが継続し、ドル建ての金は割安感から続伸した。

USDJPY
’22.10.27  USDJPY




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