alexander-mils-kcYXj4tBtes-unsplash



2021-07-20 06:25
通常市況
NYマーケットダイジェスト・19日 株安・金利低下・原油急落・円高
Fx-Wave
(19日終値)
ドル・円相場:1ドル=109.46円(前営業日比▲0.61円)

ユーロ・円相場:1ユーロ=129.12円(▲0.83円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1800ドル(▲0.0006ドル)

ダウ工業株30種平均:33962.04ドル(▲725.81ドル)
ナスダック総合株価指数:14274.98(▲152.26)


10年物米国債利回り:1.19%(▲0.10%)

WTI原油先物8月限:1バレル=66.42ドル(▲5.39ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1809.2ドル(▲5.8ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)         <発表値>    <前回発表値>
7月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数
                    80        81

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は反落。
新型コロナで感染力の強いインド型(デルタ株)の感染が拡大し、景気回復に水を差すとの見方から投資家のリスク回避姿勢が強まり、円買い・ドル売りが優勢となった。
米長期金利の指標である米10年債利回りが節目の1.20%を割り込み、一時1.1723%前後まで低下したことも相場の重しとなり、109.07円と5月27日以来の安値を付けた。
7月NAHB住宅市場指数が80と予想の82を下回ったこともドル売りを誘った。
 ただ、5月27日の安値109.04円や節目の109.00円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。
0時30分過ぎに一時109.58円付近まで下げ渋った後、NY午後は109円台半ばで値動きが続いた。
 なお、ダウ平均は一時940ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比540円安の2万7060円まで売られる場面があった。

・ユーロドルは小幅ながら3日続落。
新型コロナ変異株の感染拡大への懸念や、原油など商品価格の下落を背景に、投資家のリスク・オフムードが強まりユーロ売り・ドル買いが先行。
前週末のドイツやベルギーを襲った洪水の被害状況が深刻で、欧州株相場が急落したことも相場の重しとなり、21時30分前に一時1.1764ドルと日通し安値を更新した。

 ただ、米長期金利が急低下すると次第にユーロ買い・ドル売りが優勢に。ユーロ豪ドルやユーロポンドなどユーロクロスの上昇につれた買いも入り、23時過ぎには一時1.1824ドルと日通し高値を付けた。もっとも、買い一巡後はじりじりと上値を切り下げている。

・ユーロ円は反落。
米国株価の大幅下落で、投資家がリスク回避姿勢を強め円買い・ユーロ売りが優勢となり、23時過ぎに一時128.89円と日通し安値を付けた。
ただ、ユーロクロスが上昇するとユーロ円にも買い戻しが入り、129.31円付近まで下げ渋る場面があった。


・産油国通貨は軟調だった。WTI原油先物価格が急落したことを背景に産油国通貨に売りが集まった。メキシコペソは対ドルで一時20.0950ペソ、対円で5.45円までペソ安に振れたほか、カナダドルは対米ドルで一時1.2807カナダドル、対円で85.43円まで値を下げた。
 WTI期近8月限は時間外取引で一時8.6%超下落する場面があった。「OPECプラス」が18日、協調減産の段階的な縮小で合意したことを受けた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落。
デルタ株の感染拡大が続き、米国でも新規感染者数が増加。
行動規制が再び強化されるなど、景気の先行き不透明感から幅広い銘柄に売りが出た。
原油先物価格も大きく値下がりし、米長期金利も急低下、ダウ平均は一時940ドル超下げる場面があった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は5日続落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは大幅に4日続伸。
デルタ株の感染拡大を受けて世界景気の減速懸念が強まると、相対的に安全資産とされる米国債に買いが集まった。
利回りは一時1.1723%前後と2月12日以来の低水準を付けた。市場では「目先、1%程度まで低下余地がありそうだ」との声も聞かれた。

・原油先物相場は大幅反落。OPEC加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が週末に増産で合意したことを受けて売りが先行した。また、世界でデルタ株の感染が拡大し、景気回復への楽観ムードが後退したことでリスク資産の原油にも売りが入り、約2カ月ぶりの安値水準まで暴落した。

・金先物相場は続落。為替相場でドル買いが先行し、ドル建ての金も売りに押されたが、対ユーロでドル買いが後退したことや、米株が暴落するなど投資家のリスクオフで安全資産の金に買いも入り、下げ幅を縮小して取引を終えた。


2021-07-20 06:15
指標予定
20日のイベントスケジュール(時間は日本時間)
Fx-Wave
<国内>
○08:30 ☆ 6月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合、予想:前年比0.2%)
○08:30 ☆ 6月全国CPI(生鮮食料品・エネルギー除く、予想:前年比▲0.2%)

<海外>
○10:30 ◎ 7月豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨

○15:00 ◇ 6月独生産者物価指数(PPI、予想:前月比1.1%)

○16:30 ◎ ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
○17:00 ◇ 5月ユーロ圏経常収支(季節調整済/季節調整前)

○21:30 ◎ 6月米住宅着工件数(予想:159.0万件、前月比1.2%)
     ◎    建設許可件数(予想:170.0万件、前月比1.0%


○シンガポール(ハリラヤハジ)、トルコ(犠牲祭)、休場




ニュースは、ブロードネットさんを見ています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
宜しければクイックしてね。


にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村