米商品先物取引委員会（CFTC）によると、シカゴ・マーカンタイル取引所（CME）国際通貨市場（IMM）では、NZドルの投機的な先物ポジション（非商業部門）が、5月11日時点で差引き+9344枚のネット・ロングになった。

前週の+8588枚のロングから、4週連続で買い持ちが増加した（NZドル買い）。4月13日週にロング幅は+2520枚となり、昨年8月11日週の-179枚というネット・ショート以来の低水準となっていた。そこから売り一服で、買い優勢となっている。ロング幅は、3月9日週の+1万7126枚以来という高水準になっている。

今後はロング整理の進捗とポジションが軽くなってきたことにより、ロング積み上げに向けた押し目買いが優勢になるか。
あるいはロング再拡大の反動調整により、ロング完全解消とネット・ショート転換までの戻り売りが優勢になるか。その両シナリオをにらんだ展開となっている。